借金の話

借金の話その2

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借金に困った話
昔借金を作った時、別に大きな買い物をした訳ではないのですが、趣味のカメラにちょっと使い込んでしまったのです。 カメラと言っても今のデジカメでは無く昔のフィルムカメラです。 最初は家にあったフィルムカメラを使っていました。そのカメラはまあ普通のカメラで特に有名なものではありませんでしたが、家のカメラを使っている内にカメラに興味を持ち始めたのです。 デジカメには無い金属の重圧感。ずっしりとした手応え。メカニカルなシャッター音。フィルムを選ぶ楽しさ。それから何と言っても出来上がってみないと分からない写真の現像から受け取った時のワクワク感がたまりませんでした。 そうこうしている内に、他の有名なカメラ群に手を出し始めたのです。 日本のカメラもいいのですが、やはり昔のドイツ製のカメラは例えば50年前のカメラでもそうとは思えないようなガッチリした精密機械という感触が素晴らしく、このモデルチェンジを重ねたシリーズを揃えてみたりしたのです。 これらはカードローンとそのリボ払いに押されてつい買ってしまいました。 確かにこのカメラは素晴らしかったし今でも持っていますが、出来上がった写真も素晴らしく(自称)、そんな写真を撮るためにシャッタースピードや露出などをいろいろ試したりしたものです。 そう、今のデジカメでは全てカメラがやってくれるので何も考えなくても綺麗な写真が撮れますし、撮った写真もモニターですぐに見れますのでイマイチの出来だったらすぐに消したり出来ますが、フィルムカメラではそうは行きません。 失敗しても現像しないと分かりませんし、一本のフィルムでは24枚とか36枚しか撮れず、おまけに現像代もプリント代も掛かりますので真剣です。フィルムカメラは撮るときの緊張感がデジカメとは全然違うのです。 自然、フィルムカメラは段々増えていきました。そしてそれはそのまま借金増となっていったのです。

そして気付いたら200万の借金でした。わずか1年位の間でしょうか。 カードローンのリボ払いは200万を超えると月々の返済額が一段高くなります。それまでの毎月2万が4万位になったでしょうか。 さすがにこれはマズイと思いました。 毎月4万の返済は楽ではありません。どうしようか真剣に考えました。 取り敢えず増えてしまったカメラを幾つか処分しました。実は同じカメラも何台か揃えていたのです。使用するものと保存用とか、色違いとかです。 今のデジカメは黒が主流ですが、フィルムカメラは銀色がメインで、同じモデルでも黒いタイプは高価だったりします。黒は光を反射しないので写している相手に気付かれにくいと言われています。実は戦場用なのです。 そこから黒いタイプはスペシャルモデルの位置付けになり有名なモデルでは黒いタイプはプレミアム価格になっているのです。今でもそうです。 それはともかく、そんなこんなで増えていったカメラを厳選に厳選を重ねて少し売却しました。フィルムカメラを扱っている専門店に持って行って買い取ってもらうのです。 でも、元々の購入価格に比べるとその買取価格は1/3から1/5でしょうか。それも手放してもいいと思うカメラはそれなりのものですので、簡単に言うと何台か売っても借金の返済には焼け石に水というやつです。 困りました。これ以上のカメラは勿体無くて手放す気にはどうしてもなれません。もし手放しでもしたらきっと二度と入手することは出来なくなるでしょう。それは考えられないものでした。 でも、そうなると他の借金返済手段を考えなければいけません。

実は貯金もほとんどないので、とても200万の返済は出来ません。こつこつ返済するにしても、毎月4万円だと200万返すには50回(50ヵ月)掛かります。50ヵ月。4年以上です。 借金は本当に簡単に出来ますね。でもそれを返すのは考えられないくらいの負担と心労があります。 いまでもこの4万円の返済は厳しいというのにそれが4年以上なんて、どうすればいいのでしょう。 1回のボーナスで5万追加返済するとしたら、1年での返済は(4万/月?12ヵ月)+(5万?年2回のボーナス)で計58万か。4年2ヵ月が3年半位には縮まりますが気分的には大して変わらない感じです。 出来れば1年で返済してしまいたい。 そうするにはボーナス含めて1年で出来る返済が58万だから、200万ー58万の142万は別に用意する必要があります。 貯金は50万位なので、足りない100万は、さすがにそれもカードローンにしたらもうきっと人生終わりです。 ここはもう親に頼るしかありません。借りても返せるメドはありませんが、もう他に方法がありません。お父さんお母さんごめんなさい。 もう借金生活から絶対抜け出しますので100万貸してください。返済メド無しで。 もう借金はいやです。